にほんみつばちについて

みつばちには「西洋みつばち」と「東洋みつばち」の2種類があり、日本では、その「東洋みつばち」の一種である「にほんみつばち」が生息しています。

「にほんみつばち」は、日本に昔から住んでいる在来種です。

にほんみつばちは、もともと野生の生き物ですが、古来より人間と切っても切れない関係にありました。

「西洋みつばち」は明治時代に輸入された外来種です。

「みつばち=刺す」というイメージあると思いますが、「にほんみつばち」は大人しく、観察をするくらいなら滅多に刺すことはありません。

 

にほんみつばちの天敵


つばめ

春の巣別れの時期、先に巣別れした働き蜂を追って女王が飛び出します。

だけど、とても大きな体のため、本当に飛び方が下手なのです。そこを、ツバメがサーーっとついばんでしまいます。



スズメバチ

大きく関わるのはキイロスズメバチとオオスズメバチ。どちらも特徴があり、対処方法も変わります。



アシナガバチやアブ類

肉食昆虫にとって、みつばちは大好物です。



クモ

容赦なく飛行ルートに網を張って捕食します。



カマキリ

必ず1匹から2匹巣箱の周囲で見張っています。



トカゲ、カエル

入り口付近でじっと出入りを見て機会をうかがっています。



アナグマやアライグマ

夜に現れては巣箱をガタガタ‥‥

甘い香りはするものの、攻撃に会い断念。



メンガタスズメ

ガの一種。背中にドクロの模様があります。

みつばちを食べませんが、蜜をチュウチュウ吸いに入り込みます。



スムシ、アリなど



九州には絶滅したため見られませんが、ここは外せません。



みつばち

にほんみちばちにとって、西洋みつばちが天敵となることがあります。

それは、巣の乗っ取りや盗蜜と言って、蜜の横取りをします。

一度狙われると、弱小チームはたちどころに負けたりします。

自然淘汰でもあるのですが、これをみてしまうと悲しいですね。



あと、ウイルスやらダニ等肉眼では見えないものもありますが、忘れてならないのが、人間です。